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2015年5月15日 (金)

NPT派遣 まとめ

4月26日から5月3日まで、NPT再検討会議ユース比較特使派遣としてNew Yorkを訪れた際の記事をまとめました。

Jogakuin Students visit the Mayor of Hiroshima 広島市長表敬訪問

NPT Review Conference ~準備編~ NY派遣はもうすぐ!

Bon Voyage!  ~ユース非核特使、ニューヨークへ!(NPT派遣①)

Welcome to Big Apple! ~ユース非核特使、NY到着!(NPT派遣②)

いざ、国連本部へ!~入場許可証までの道のり(NPT派遣③)

そして遂に国連本部、本会議場へ!(NPT派遣④)

4月28日 市内視察 (NPT派遣⑤)

4月29日 Back at the UN ~ヴァージニア・ガンバ氏との懇談ほか(NPT派遣⑥)

4月30日 Youth Forum速報!(NPT派遣⑦)

4月30日 午後の部 ~スタイベサント高校訪問~(NPT派遣⑧)

5月1日 NGOセッション傍聴ほか(NPT派遣⑨)

Welcome back! (NPT派遣⑩)

NPT派遣の生徒がNHKの英語のニュース番組で取り上げられました!

   

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広島女学院のSGH

広島女学院 HP

2015年5月 3日 (日)

NPT派遣の生徒がNHKの英語のニュース番組で取り上げられました!

NHKのインターネットニュースサイトNEWSROOM TOKYOの5月1日Latest Editionにて、本校の核廃絶署名実行委員会の2014年度委員長・徳山さんが5分間にわたって取り上げられました。このニュースは海外向けのものなのですべて英語ではありますが、よろしければご覧ください。

NPT再検討会議そのものについては8分あたりから、徳山さんの活動については10分45秒あたりから始まります。こちら をご覧ください。May 1  Latest Editionと書いてある画面です。

Welcome back! (NPT派遣⑩)

数々の経験を積んだ10人の高校生がすべての行程をこなし、無事に帰国しました。

成田空港にて。

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ここで沖縄尚学の平良さんと徳元くんはお別れです。二人で那覇行きのフライトへ。無事に到着との連絡を受けました。

一方の広島空港はあいにくの雨です。現在、空港運営が通常とは異なり、悪天候の場合は着陸できない可能性がいつもより高く、実は成田空港では「広島の上空まで飛ぶが、着陸できない場合は伊丹か福岡に移動」と伝えられていたそうです。その決定は広島上空で下されるとのこと。出迎えの教員、保護者一同、一体どうなるのか、ヒヤヒヤしながらボードを見守っていました。

やがて「まもなく到着」との表示になり、ほどなく「只今到着」に切り替わりました。到着後、バゲージクレームで待つこと20分。ようやく出てきた一行に温かい拍手。

今回同じフライトで帰ってきた中国新聞のジュニアライターの2人(うち一人は本校生徒)も加わっての解散式。

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一様に疲れた表情ですが、充実感あふれる笑顔が印象的でした。生徒を代表して本校高3の徳山さんがあいさつをしました。まず出迎えた人々への感謝。そして今回、とても多くのことを経験し、頭のなかがまだ整理できていない状態だけど、学んだことを多くの人に伝えたい、と話していました。今後、何度か報告の場があります。そこで在校生や一般の市民の方々にしっかりと還元してほしいと願っています。

最後に出迎えの校長先生、引率のオサラバン先生と一緒に。

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NPT再検討会議はまだこれから3週間余り続きます。参加した生徒たちには、会議の行く末もしっかりとウォッチして、更に学びを深めてほしいと思います。

2015年5月 2日 (土)

5月1日 NGOセッション傍聴ほか(NPT派遣⑨)

いよいよ最終日です。今日もみんなで早起きして、ちょっとのスキマ時間もNYを歩こう!ということで、まずは念願の「自由の女神」と「エリス島」です。

修道の田中君と盈進の坂本君です。何をしているのかと思ったら、豆粒大の自由の女神と同じポーズをしていました・・・・。

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続いてエリス島です。ここは19世紀後半から約60年間にわたって移民局が置かれていました。ヨーロッパからの移民は必ずここを通り、「嘆きの島」とも「希望の島」とも呼ばれたそうです。正確な数は不明ですが少なくとも1200万人以上の移民が夢を追い求めてここを通過し、アメリカに入国しました。引率のオサラバン先生の曽祖父母も1890年代にアイルランドから移り住む際、ここを通ったそうです。

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慌ただしく2つの島を見学したあと、地下鉄でホテルに戻り、制服に着替えて再び国連本部です!

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午後3時から、NGOセッションの傍聴に行きました。今回は本会議場の地上フロアに席を取ることができ、演説者を間近に見ることができました。

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このセッションでは、広島女学院の卒業生で被爆者のサーロー節子さん(2014年度谷本清平和賞受賞)がスピーチをされました。とても力強いスピーチで、「すべての国の指導者は広島・長崎を訪問し、何が起こったのか自分の目で確かめてほしい」と強く訴えておられました。サーロー節子さんは今年の8月には広島に里帰りされます。そして、8月6日に本校主催のPeace Forumの初日、Hibakusha Stories の軍縮教育のワークショップで被爆証言をして下さることになっています。

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明日はいよいよ帰国の途につきます。

2015年5月 1日 (金)

4月30日 午後の部 ~スタイベサント高校訪問~(NPT派遣⑧)

ユースフォーラムを無事に終了し、ほっとしたのも束の間、午後は地元の名門公立高校スタイベサントハイスクールに行ってきました。この学校は全米屈指の進学校で、ノーベル賞受賞者も輩出するほどレベルの高い学校です。昨年に続き、今回も訪問させて頂きました。

ここでは修道の生徒がプレゼンテーションをしました。プレゼンのあとにはたくさん質問が出ましたが、「今の時代にあって、核軍縮はどのようになされているのか、またどうして縮小方向に進むべきなのか」という根本的な質問が飛び交いました。ヒロシマから来ている高校生にとっては、「核兵器は廃絶すべきもの」と考えるのが常識だろうと思っていたら、そうではない意見にたくさん出くわし、それはそれで衝撃的ではあったようですが、新たな視点を与えられたとも解釈できます。さて、広島の高校生は今後これについてどのように考えるのでしょうか。

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スタイベサント高校をあとにしたのは、夕方。歩いて9.11メモリアルに行ってきました。悲しさが伝わってくる場所です。生徒は自分たちで作った折り鶴を捧げていました。

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ここから更にブルックリン橋に向かいました。テレビでよく見るあのブリッジです。

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今日も忙しい一日でした!

【訂正版】 NPT派遣(メディア関係)

様々なメディアに取り上げられていますが、本日放映分についてお知らせします。

【広島ホームテレビ】 本日18時台のニュースです。渡米前の取り組みの様子、現地での様子など。

【NHK World News】インターネットニュースのNews Room Tokyoという番組です。本日20時より。このニュースは後日、ネットのサイトでも見ることができるそうです。BSとお知らせしましたが、誤りです!大変失礼いたしました。

4月30日 Youth Forum速報!(NPT派遣⑦)

いよいよ平和首長会議主催のユースフォーラムです。4校がそれぞれの取り組みや思いをプレゼンテーションで発表する日です。この日のために4校の生徒たちは約2か月間取り組んできました。効果的なスライドは? 説得力を持たせるための構成は? など、プレゼンテーションの枠組み構築に始まり、最後の2週間は何度読んだかわからないほど読み込み、練習に練習を重ねてきました。

この取り組みはメディアも注目しており、広島からのテレビ局のクルーのみなさん、新聞社の皆さんもたくさんいらっしゃいます。

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トップバッターは広島女学院です。自分たちの活動(街頭署名活動、アーカイブ収録)を紹介しながら、当事者意識を持つことの大切さを訴えています。

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次は修道です。被爆3世としての思いや戦争に対する意識が薄い若い世代にあっても地道に活動を続けることが大切だと訴えています。

Masako Toki's photo.

次は盈進です。戦争の被害面だけでなく、加害面を学ぶことにも大きな意義があると説明。

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最後は沖縄尚学です。沖縄戦と基地問題。ヒロシマと同じく継承の問題を抱える一方、広島にはない基地問題も抱えています。沖縄から核廃絶を訴える思いを語っています。

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今回の派遣団のメンバーではありませんが、実はもう一人、本校からNPT再検討会議を傍聴している生徒がいます。高2の二井谷さんは中国新聞のジュニアライターとして、様々な活動を取材しています。このジュニアライターもユースフォーラムでプレゼンテーションをしました。

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ユースフォーラムはまだまだ続いています。

日本は夜も更けてきました。続きはまた明日!

2015年4月30日 (木)

4月29日 Back at the UN ~ヴァージニア・ガンバ氏との懇談ほか(NPT派遣⑥)

今日はまず平和首長会議の2015NY集会を傍聴しました。アンゴラ、タイ、メキシコにある都市の首長さんが表彰されていました。

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このあと、明日のフォーラムの準備をしました。このConference Room Cでユースフォーラムがあります。

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この写真を撮ったあと、廊下でアンゲラ・ケインさん(国連軍縮部上級代表/軍縮部のトップ)にバッタリお会いし、本校高3の徳山さんが広島から持っていった小さな花束をお渡ししました。この花束は小さな折りヅルからできています。願いがかなって嬉しそうな徳山さんとアンゲラさん。

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午後、田邊雅章さんのショートフィルム"What happened that day?"を鑑賞し、映像作家の田邊さんとお話する機会がありました。田邊さんご自身は8歳で被爆、家族をすべて原爆で亡くされました。あの日の惨状をCGを駆使し、3Dで原爆投下後の広島を再現、ショートムービーにされました。

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次に、ヴァージニア・ガンバ氏(国連軍縮部次席上級代表)に直接お会いすることができ、懇談のときを持ちました。

沖縄尚学の平良さんがスピーチをしているところです。

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最後に本校より、Summer Cloud(本校の被爆被災誌の英訳版)とMy Hiroshima(本校卒業生の絵本作家・森本順子さんの絵本)を贈呈しました。

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今日は一日、国連本部であれこれ動きまわりました。一日の終わりはピザで締めくくりです!秋山信将先生(一橋大学大学院教授)、土岐雅子先生(モントレー国際大学院/Critical Issues Forumのコーディネーターさんです)もご一緒に。

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2015年4月29日 (水)

4月28日 市内視察 (NPT派遣⑤)

NYでの緊張&感動の初日を終え、二日目(行程的には3日目です)。今日はオフィシャルな行事はプレゼンテーションの練習のみです。練習会場の「自治体国際化協会」のオフィスは9時に開くので、それまでの時間を使って観光です。

まずは5番街に行き、聖パトリック大聖堂、ロックフェラーセンター、ニューヨーク公立図書館。

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Public_library「図書館はどう見ても教会だ!!!」とオドロキの声。中も見てみたかったのですが、10時開館ということで、断念。

タイムズスクエア。早朝にもかかわらずあまりの人にこれまたびっくり。そしてテレビでよく見るNYらしさを醸し出す光景に大興奮。

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9時になったので、自治体国際化協会へ。全国主要7都市に置かれている協会で、全国の自治体から10人前後の職員の方々が派遣されています。このオフィスの一室をお借りして、プレゼンテーションの練習をしました。職員の皆さんも聞いて下さり、多くのアドバイスを頂きました。本番のフォーラムでも活かせるよう、さらに練習を重ねます!

皆さんに見て頂いているところ。

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盈進の生徒の練習風景。

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プレゼンテーションの練習は1時間以上がんばりました! そして、次はマンハッタンの北部へ。まずはアイビーリーグの一つであるコロンビア大学です。

Photo_3アメリカで最も古い大学の一つです。116丁目のメインキャンパスの元図書館をバックに。現在はピュリッツアー賞の表彰式に使われたりしています。

ランチはコロンビア大学内にあるメキシコ料理店で。

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続いてセントラルパークを歩き回り、気分はすっかりニューヨーカーな高校生たち。(笑)

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最後はメトロポリタン美術館です。数々の本物の名画、作品に触れました。絵画だけでなく、世界中のあらゆる美術品が収集されており、とても見ごたえのある美術館です。

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ホテルに戻ったのは夜9時過ぎでした・・・・。明日は再び国連本部です!気分一新、がんばりましょう!

2015年4月28日 (火)

そして遂に国連本部、本会議場へ!(NPT派遣④)

国連に入るための許可証を無事に発行してもらい、本会議場に入り、開会の時を待ちました。テレビでしか見たことのない会議場が目の前です! 多くの重要な議決がなされてきた会場に身を置いた生徒はみんな興奮状態でした。

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開会では事務総長のステートメント(代読)において、「被爆者は、核兵器の非人道的結末の証人であり、彼らの証言の勇気に報いるために会議は成果を上げるべき」と発表。また、様々な国の外相が現状を報告するなど、政治的な駆け引きも見られたようです。

午後、本校生徒は「2015ヒロシマ・ナガサキアピール集会」にてプレゼンテーション。大変緊張したようですが、練習の甲斐ありました。

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また、高校生全員が作り、署名実行委員会が束ねてくれた千羽鶴をヴァージニア・ガンバ国連軍縮部次席上級代表に手渡しました。なお、ガンバさんには後日、高校生だけで特別に懇談の時間を頂くことになっています。

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夕方には国連本部のロビーのヒロシマ・ナガサキの展示を見に行きました。本日の集合写真です。

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国連本部では過去、広島女学院に来て下さった方、卒業生などにも(偶然)お目にかかる機会も多いようです。その中のおひとり、クリフトン・トルーマン・ダニエルさん。原爆投下を決定したトルーマン大統領のお孫さんで、現在は核廃絶に向けて米国で平和活動を行っておられます。同じシカゴ出身のオサラバン先生と。

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長い長い一日がようやく終わったようです・・・。