2015年8月 8日 (土)

ハイスクール世界サミットin東北(3日目)

今日は最終日。各グループごとのテーマを追求し、解決策・提言をまとめ発表しました。電力発電のあるべき姿とは何なのか。それは実現可能なのか。福島を復興し、人の流れを食い止めるためには、どのような街づくりをおこなえばよいのか。福島のマイナスイメージを払拭させるための具体的な方策はなんなのか。などなど、県境・国境を越えて、3日間の集大成が表明されました。

発表内容・方法ともレベルが高いものでしたが、高校生たちはこの3日間に考察しきれなかった事柄や課題も明らかにしていました。達成感と消化不良感のどちらも抱いた生徒たちは、このサミットの成果と課題をまずは学校に戻って普及してくれるはずです。そして、福島・東北の復興のための行動を起こすことでしょう。

高校生の発表の後、このサミットの卒業生(現在、大学生)の活動報告がありました。それは防災機能を取り入れた新しいタイプの道の駅を開設するというものでした。2020年4月に福島県広野町に竣工予定の「道の駅 ひろの」です。

実行・実現を果たしている大学生ファシリテーターに対して、女学院生6人は目をキラキラさせ憧れていました。良き先輩の姿から刺激を受け、課題に向き合え挑戦できるリーダーになってくれるでしょう。

研修成果はまず、2学期に発表してくれますので、楽しみにしておきましょう。

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2015年8月 7日 (金)

ハイスクール世界サミットin福島(2日目)

今日は小グループに分かれてのワークショップでした。大学生ファシリテーターを中心に、事前課題や昨日の現地見学会で感じた内容をもとに、「エネルギーと環境」「福島の再生(まちづくり)」について国内外の高校生たちが意見を出し合いました。

昨日の交流会もあってか、皆打ち解けて、1日を過ごしました。他校の先生方も、高校生たちの真剣な眼差しに目を細めていらっしゃいました。

明日は最終日です。どのような提言が聞けるのでしょうか?楽しみです!

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2015年8月 6日 (木)

ハイスクール世界サミットin福島(1日目)

エネルギーと環境、そしてまちづくりを福島から考えるために、今日から3日間、福島県いわき市でハイスクール世界サミットin福島が開催され、女学院からも高校1年生6人が参加しています。

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その後、東日本国際大学に移動し、明日からともに深め、考えていく国内外の高校生、そしてファシリテーターの大学生と交流しました。

8月6日を初日として、このサミットに参加できることは不思議な御縁を感じます。いかに原子力や復興と向き合い、発信し、挑戦していくのか。明日からの高校生の活動が楽しみです。

     

2015年7月21日 (火)

2015年度第1回SGH研究発表会を開催します

2015年度 第1回 広島女学院中学高等学校

SGH(スーパーグローバルハイスクール)研究発表会

の開催について(ご案内)

 

 盛夏の候、ますます御清栄のこととお慶び申し上げます。また、平素より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。 

 さて、この度、下記のとおり「2015年度 第1回SGH研究発表会」を開催することとなりました。

 つきましては、ご多用とは存じますが関係の皆様にご参加いただき、ご指導ご助言を賜りたく、ご案内申し上げます。

 

 

1. 会  期  2015年8月22日(土)

 

2. 会  場  広島女学院中学高等学校(広島市中区上幟町11-32  Tel:082-228-4131)

 

3. 日  程  

                                9:30                      受付

                             10:00~10:10         あいさつ

                             10:10~12:00          基調講演

                             12:00~13:20         昼食

                             13:20~14:10         分科会Ⅰ

                             14:10~14:40         休憩

                             14:40~15:30        分科会Ⅱ

                             15:30                    閉会予定

 

4. 参加対象   

SGH指定校教職員、SGHアソシエイト校教職員、広島県内中学高校教職員

5. 参加申込  

別紙申込用紙に記入の上、8月3日(月)までにFAX(082-227-5376)にてお申し込みください。

 

6. そ の 他     

参加料無料。弁当をご希望の方は、事前にお申込みください。(1,000円)

(当日、現金にてお支払いください。お釣りの無いようにお願いいたします。)

 

研究会要項・お申込用紙 20151sgh.pdfをダウンロード

    

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広島女学院のSGH

広島女学院HP

2015年6月15日 (月)

高2PS 沖縄学習⑤

これまで高2の生徒は,それぞれが与えられた資料を読み込んで,その内容をB4プリント1枚にまとめ,同じ資料を担当した人とその資料のポイントや伝えるべき点などを議論してきました。(高2PS 沖縄学習③~④を参照ください)

6月12日(金)のPSでは,異なる資料を担当した生徒が4人グループとなって,各自がまとめたプリントを用いて,その内容を説明する活動を行いました。写真はその様子です。

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与えられた時間は一人6分でしたが,それぞれ工夫をこらした資料を用いて,時間ぎりぎりまで調べてきた内容を説明する姿が印象的でした。その後,今回の学習で学んだことなどを書いてもらいましたが,細かい文字でぎっしり埋められたものも多く,生徒の意欲の高さや学習の充実ぶりがうかがえます。写真は生徒が提出したプリントです。

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2015年6月14日 (日)

NFLJディベート プレ大会in 大分

On June 14th at 立命館大学 APUin 別府. Jogakuin students participated in the 1st NFLJ debate contest. Four students traveled down to 別府 on Saturday to be ready for the early start on Sunday.

Nflj1Saturday night practice.

On Sunday, we went to the APU campus and started the debate early in the morning. There were four rounds, each round our students debated different students from different schools. Each student speaks about the topic and debates the other students. The judge sitting in front decides who did the best.

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There were 10 schools and over 50 students debating. In the end, our students did very well.

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2015年6月12日 (金)

高3 PS 模擬国連形式 交渉ゲーム ④ 決議!

高3生のPS(Peace Studies)。

今日は、模擬国連形式の交渉ゲーム最終回(4回)、決議です。

前回の交渉では、同盟を組んだ国々が条約締結に向けた草案を提出したため、条約締結を阻止したい国の水面下での交渉がはじまったクラスも出てきていました。

さあ、今日はどうなるのでしょうか。

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このクラスは、同盟国同士の調整+最後の作戦会議といったところでしょうか。

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このクラスは、多くの国が同盟を結んだのでしょうか。条約案について、最終的な調整を行っている模様です。

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このクラスは、大きく2つのグループに分かれているようですね。

決議に向け、各国の「特命大使」たちは、作戦を練っています。

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交渉時間もあとわずか。

このクラスは、条約締結に向け、提案内容の最後の調整のために、各国の「特命大使」の話し合いが続いています。

いよいよ決議。

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私が担当したクラスでは、①核実験禁止条約が2種類、②核兵器拡散防止条約1種類 が提案されました。

①核実験禁止条約は、どこまでの実験を認めるかがカギです。

多くの同盟国が提出した提案(自国内での実験許可+大気圏内の実験禁止)が、まさかの否決!

悲鳴にもちかいどよめきが、クラス内から聞こえてきました。

②核兵器拡散防止条約は、核兵器保有国の利益にもつながることから、12ヵ国中10ヵ国の賛成で可決しました。

決議が終わった後、今回の交渉ゲームの種明かしをしました。

20150612_2  *最後に配布した教材です。世界の現状を知るための資料満載です。

現在の世界情勢に照らし合わせ、どのようにこの交渉ゲームがつくられているかを公開しました。

 ・この国の「核保有」を認めてしまったのは、実は失敗だった…。

 ・現状では、あの国が○○条約に賛成することはありえないね…。

「ゲーム」においては、議決後、今回の交渉が失敗に終わったとしても、「では、どうすればよかったか」を再考することが意味を成します。しかし、現実は、そんなに甘くはありません。

交渉の失敗が、世界平和の安定を崩すことにつながりかねない…。

PSが終わり掃除の時間になっても、生徒たちは友達同士でさまざまな議論を行っていました。

その情熱を、広島女学院の「魂」として、「核の惨禍のない世界のを創り出す」ことへと結びつけてほしい。

その思いを改めて感じた1日でした。

2015年6月 8日 (月)

高1PS③カンボジア講演会

今回の高1PSは鍵山彩さんとリー・サルーンさんの御夫婦をお招きしての講演会でした。

鍵山さんは、大学卒業後、小学校教諭として5年間勤務された後、青年海外協力隊としてカンボジアへ行かれました。現地では、シェムリアップ州小学校教員養成校で情操教育の指導をされておりました。

サルーンさんは、カンボジアの内戦下、少年兵としてポルポト派と戦った経験を持たれる方です。内戦の様子を、ご自身の体験をふまえてお話し下さいました。

鍵山さんのお話の中で登場した「技術移転」というキーワード。サルーンさんが熱く語ってくださった内戦。前回のPSでカンボジアの歴史、痛み、そして世界が注目するカンボジア、という3つのテーマに分かれて学習をしましたが、実際のお話を聞いてそれが深まっていきましたね。

「平和を創り上げる」とはどういうことなのか、また追究していきましょう。

UNITAR 広島ユースとの意見交換セッション

This afternoon 10 diplomats from five countries (Indonesia, Malayasia, Myanmar, the Philippines and Thailand) came to Hiroshima to attend a UNITAR training program on nuclear disarmament for South East Asia.

Unitar_3Part of this program included talking with the youth of Hiroshima. Three students from Hiroshima University and one from Jogakuin had a chance to discuss and exchange opinions about nuclear disarmament education. Jogakuin was very honored to be a part of this valuable experience.  

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2015年6月 5日 (金)

高3 PS 模擬国連形式 交渉ゲーム ③

高3生のPS(PeaceStudies)。

今日は、模擬国連形式の交渉ゲームの3回目です。

まず、前回の交渉状況を確認し、作戦会議です。

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各国のミッションや思惑が渦巻く中、交渉が進んでいます。

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このクラスは、すでに同盟が成立し、同盟国の中での調整がはじまっているようです。

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廊下からの様子。どのクラスも活発に交渉が進んでいます。

来週は、いよいよ決議に入ります。

各国がミッションを果たすことに、あるいは自国の利益を優先することに意識が向いてしまい、「大切なこと」を見失わないよう、交渉を進めてほしいと思っています。

どんな結果になるのか。

来週の報告をお楽しみに。

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私が担当するクラスの状況です。大きな同盟が成立しそう???