2015年5月 7日 (木)

本校の活動がスウェーデンのラジオで取り上げられました!

4月中旬、スウェーデンのラジオ局Sverige Radioの方が本校におみえになり、署名実行委員会やアーカイブの活動に携わる生徒にインタビューをされました。インタビュアーのスウェーデン人のJonさんは日本語がとても堪能でしたので、生徒は日本語で話をすることができました。番組ではそれがスウェーデン語に翻訳されています。すべてスウェーデン語の番組ではありますが、生徒のインタビューがところどころ流れます。3分20秒あたりから本校でのインタビューの様子が流れます。こちら をクリックしてください。写真の右手にある青いLYSSNAをクリックすると、ラジオを聴くことができます。

2015年5月 3日 (日)

NPT派遣の生徒がNHKの英語のニュース番組で取り上げられました!

NHKのインターネットニュースサイトNEWSROOM TOKYOの5月1日Latest Editionにて、本校の核廃絶署名実行委員会の2014年度委員長・徳山さんが5分間にわたって取り上げられました。このニュースは海外向けのものなのですべて英語ではありますが、よろしければご覧ください。

NPT再検討会議そのものについては8分あたりから、徳山さんの活動については10分45秒あたりから始まります。こちら をご覧ください。May 1  Latest Editionと書いてある画面です。

Welcome back! (NPT派遣⑩)

数々の経験を積んだ10人の高校生がすべての行程をこなし、無事に帰国しました。

成田空港にて。

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ここで沖縄尚学の平良さんと徳元くんはお別れです。二人で那覇行きのフライトへ。無事に到着との連絡を受けました。

一方の広島空港はあいにくの雨です。現在、空港運営が通常とは異なり、悪天候の場合は着陸できない可能性がいつもより高く、実は成田空港では「広島の上空まで飛ぶが、着陸できない場合は伊丹か福岡に移動」と伝えられていたそうです。その決定は広島上空で下されるとのこと。出迎えの教員、保護者一同、一体どうなるのか、ヒヤヒヤしながらボードを見守っていました。

やがて「まもなく到着」との表示になり、ほどなく「只今到着」に切り替わりました。到着後、バゲージクレームで待つこと20分。ようやく出てきた一行に温かい拍手。

今回同じフライトで帰ってきた中国新聞のジュニアライターの2人(うち一人は本校生徒)も加わっての解散式。

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一様に疲れた表情ですが、充実感あふれる笑顔が印象的でした。生徒を代表して本校高3の徳山さんがあいさつをしました。まず出迎えた人々への感謝。そして今回、とても多くのことを経験し、頭のなかがまだ整理できていない状態だけど、学んだことを多くの人に伝えたい、と話していました。今後、何度か報告の場があります。そこで在校生や一般の市民の方々にしっかりと還元してほしいと願っています。

最後に出迎えの校長先生、引率のオサラバン先生と一緒に。

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NPT再検討会議はまだこれから3週間余り続きます。参加した生徒たちには、会議の行く末もしっかりとウォッチして、更に学びを深めてほしいと思います。

2015年5月 2日 (土)

5月1日 NGOセッション傍聴ほか(NPT派遣⑨)

いよいよ最終日です。今日もみんなで早起きして、ちょっとのスキマ時間もNYを歩こう!ということで、まずは念願の「自由の女神」と「エリス島」です。

修道の田中君と盈進の坂本君です。何をしているのかと思ったら、豆粒大の自由の女神と同じポーズをしていました・・・・。

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続いてエリス島です。ここは19世紀後半から約60年間にわたって移民局が置かれていました。ヨーロッパからの移民は必ずここを通り、「嘆きの島」とも「希望の島」とも呼ばれたそうです。正確な数は不明ですが少なくとも1200万人以上の移民が夢を追い求めてここを通過し、アメリカに入国しました。引率のオサラバン先生の曽祖父母も1890年代にアイルランドから移り住む際、ここを通ったそうです。

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慌ただしく2つの島を見学したあと、地下鉄でホテルに戻り、制服に着替えて再び国連本部です!

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午後3時から、NGOセッションの傍聴に行きました。今回は本会議場の地上フロアに席を取ることができ、演説者を間近に見ることができました。

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このセッションでは、広島女学院の卒業生で被爆者のサーロー節子さん(2014年度谷本清平和賞受賞)がスピーチをされました。とても力強いスピーチで、「すべての国の指導者は広島・長崎を訪問し、何が起こったのか自分の目で確かめてほしい」と強く訴えておられました。サーロー節子さんは今年の8月には広島に里帰りされます。そして、8月6日に本校主催のPeace Forumの初日、Hibakusha Stories の軍縮教育のワークショップで被爆証言をして下さることになっています。

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明日はいよいよ帰国の途につきます。

2015年5月 1日 (金)

4月30日 午後の部 ~スタイベサント高校訪問~(NPT派遣⑧)

ユースフォーラムを無事に終了し、ほっとしたのも束の間、午後は地元の名門公立高校スタイベサントハイスクールに行ってきました。この学校は全米屈指の進学校で、ノーベル賞受賞者も輩出するほどレベルの高い学校です。昨年に続き、今回も訪問させて頂きました。

ここでは修道の生徒がプレゼンテーションをしました。プレゼンのあとにはたくさん質問が出ましたが、「今の時代にあって、核軍縮はどのようになされているのか、またどうして縮小方向に進むべきなのか」という根本的な質問が飛び交いました。ヒロシマから来ている高校生にとっては、「核兵器は廃絶すべきもの」と考えるのが常識だろうと思っていたら、そうではない意見にたくさん出くわし、それはそれで衝撃的ではあったようですが、新たな視点を与えられたとも解釈できます。さて、広島の高校生は今後これについてどのように考えるのでしょうか。

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スタイベサント高校をあとにしたのは、夕方。歩いて9.11メモリアルに行ってきました。悲しさが伝わってくる場所です。生徒は自分たちで作った折り鶴を捧げていました。

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ここから更にブルックリン橋に向かいました。テレビでよく見るあのブリッジです。

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今日も忙しい一日でした!

GI TOEFL対策授業が本格的にスタートしました

昨日4月30日より,GIのメンバーと高2以上の有志生徒が参加するTOEFL対策授業が本格的にスタートしました。これまでに行われた英語による面接やテストによって,2つのクラスに分けられた生徒たちが,講師の今西先生のもとで一生懸命英語の学習に取り組んでいました。写真は授業開始を待つ生徒たちが,自習しているものです。幾分緊張している様子の生徒もいますが,それぞれ本格的な授業開始を前に,一生懸命にそして楽しそうに予習している様子がうかがえます。

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授業では,生徒同士の会話も含め基本的に全て英語で話すことになっています。今回私が参加したクラスでは,最初に4人ずつのグループに分かれて自己紹介するところから始まりました。

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その後,事前に配布されたテキストを使って授業が始まりました。もちろん生徒たちは,ばっちり予習してきています。が,生徒たちにとっては,なかなか難しい単語や言い回しもでてきます。

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そこで授業の冒頭では,テキストの内容について分からなかったところがなかったかどうか,パート毎に確認する時間が設けられています。生徒たちは分からなかった所などを積極的に挙手して英語で今西先生に質問していました。予想もできないような生徒の様々な質問に対して,今西先生は的確な答えを返していきます。

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その後,配布されたハンドアウトに記載されている,テキストに関する質問にグループ毎で順番に答える時間となりました。その間にも,今西先生に積極的に質問をする生徒たちです。

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そうこうしているうちにあっという間に1時間が経過しました。雰囲気も非常によく,やる気に満ちあふれた生徒たちのこれからの成長に期待したいと思います。

【訂正版】 NPT派遣(メディア関係)

様々なメディアに取り上げられていますが、本日放映分についてお知らせします。

【広島ホームテレビ】 本日18時台のニュースです。渡米前の取り組みの様子、現地での様子など。

【NHK World News】インターネットニュースのNews Room Tokyoという番組です。本日20時より。このニュースは後日、ネットのサイトでも見ることができるそうです。BSとお知らせしましたが、誤りです!大変失礼いたしました。

4月30日 Youth Forum速報!(NPT派遣⑦)

いよいよ平和首長会議主催のユースフォーラムです。4校がそれぞれの取り組みや思いをプレゼンテーションで発表する日です。この日のために4校の生徒たちは約2か月間取り組んできました。効果的なスライドは? 説得力を持たせるための構成は? など、プレゼンテーションの枠組み構築に始まり、最後の2週間は何度読んだかわからないほど読み込み、練習に練習を重ねてきました。

この取り組みはメディアも注目しており、広島からのテレビ局のクルーのみなさん、新聞社の皆さんもたくさんいらっしゃいます。

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トップバッターは広島女学院です。自分たちの活動(街頭署名活動、アーカイブ収録)を紹介しながら、当事者意識を持つことの大切さを訴えています。

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次は修道です。被爆3世としての思いや戦争に対する意識が薄い若い世代にあっても地道に活動を続けることが大切だと訴えています。

Masako Toki's photo.

次は盈進です。戦争の被害面だけでなく、加害面を学ぶことにも大きな意義があると説明。

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最後は沖縄尚学です。沖縄戦と基地問題。ヒロシマと同じく継承の問題を抱える一方、広島にはない基地問題も抱えています。沖縄から核廃絶を訴える思いを語っています。

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今回の派遣団のメンバーではありませんが、実はもう一人、本校からNPT再検討会議を傍聴している生徒がいます。高2の二井谷さんは中国新聞のジュニアライターとして、様々な活動を取材しています。このジュニアライターもユースフォーラムでプレゼンテーションをしました。

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ユースフォーラムはまだまだ続いています。

日本は夜も更けてきました。続きはまた明日!

2015年4月30日 (木)

中学3年 PS第1回

 今日は6限目のLHR(ロングホームルーム)にて、中学3年第1回目のPS (Peace Studies)を行いました。今年1年間の目標を「核兵器を廃絶すべきか否か,そのためには何が必要なのかを考えていくこと」とし、そのための第一歩として隣国である韓国と日本の関係についての学習をスタートしました。

 まず、昨年度の3月に韓国研修へ参加した生徒10名から、主に韓国の高校生と英語でディスカッションした内容についてプレゼンをしてもらいました。現地では、韓国における原爆観や歴史認識を巡る問題など、様々なトピックについて話し合いを重ね、「意見が異なっていても対立してしまうのではなく、相手の意見を尊重し互いに理解していくことの大切さ」を身をもって学んだようです。プレゼンの後には、資料を用いて在日コリアンに関する歴史的背景について学びました。次回のPSも、今回に引き続き在日コリアンについて知識を深めていきます。

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4月29日 Back at the UN ~ヴァージニア・ガンバ氏との懇談ほか(NPT派遣⑥)

今日はまず平和首長会議の2015NY集会を傍聴しました。アンゴラ、タイ、メキシコにある都市の首長さんが表彰されていました。

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このあと、明日のフォーラムの準備をしました。このConference Room Cでユースフォーラムがあります。

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この写真を撮ったあと、廊下でアンゲラ・ケインさん(国連軍縮部上級代表/軍縮部のトップ)にバッタリお会いし、本校高3の徳山さんが広島から持っていった小さな花束をお渡ししました。この花束は小さな折りヅルからできています。願いがかなって嬉しそうな徳山さんとアンゲラさん。

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午後、田邊雅章さんのショートフィルム"What happened that day?"を鑑賞し、映像作家の田邊さんとお話する機会がありました。田邊さんご自身は8歳で被爆、家族をすべて原爆で亡くされました。あの日の惨状をCGを駆使し、3Dで原爆投下後の広島を再現、ショートムービーにされました。

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次に、ヴァージニア・ガンバ氏(国連軍縮部次席上級代表)に直接お会いすることができ、懇談のときを持ちました。

沖縄尚学の平良さんがスピーチをしているところです。

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最後に本校より、Summer Cloud(本校の被爆被災誌の英訳版)とMy Hiroshima(本校卒業生の絵本作家・森本順子さんの絵本)を贈呈しました。

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今日は一日、国連本部であれこれ動きまわりました。一日の終わりはピザで締めくくりです!秋山信将先生(一橋大学大学院教授)、土岐雅子先生(モントレー国際大学院/Critical Issues Forumのコーディネーターさんです)もご一緒に。

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