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2014年11月

2014年11月27日 (木)

高1PS(Peace Studies):人権学習第4回

平和を実現するために必要な人権感覚を部落差別問題から学びます

畠山慎二さんによる講演

今日は富田ふれあい義塾代表の畠山慎二さんに来ていただき、講演をしていただきました。

とても温かで楽しい話をされる中で、ご自身の体験やこれまで生徒達がPS人権学習で考えた内容に関するお話を、熱く語っていただきました。

「あたり前の人権」をあたり前に語る畠山氏のあり方やその人柄に感銘を受けた生徒が多く見られました。

また、講演後、希望者が講師を囲む会にあつまり、交流を深めました。

全4回のPS人権学習でしたが、部落差別問題の学習や畠山さんとの出会いを通じて、世界に平和を創るグローバルリーダーとして必要な「あたり前の人権」について考えるが出来ました!

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2014年11月24日 (月)

乾燥地研究を探る鳥取ツアー

世界平和を実現するためには乾燥地域の問題解決が必要です

「乾燥地研究を探る鳥取ツアー」

中高大および産業連携研修会の報告②

ホテルを出発後、北栄町の風力発電の風車群を視察しました。

  

大きさが上手く伝えられなくて残念です・・・。9基の風車で約6600戸の年間使用量に相当する電力を発電します。

 

次にツアー最後の訪問先になる鳥取再資源化研究所へ向かいました。

鳥取再資源化研究所は、使用済みガラス製品を無害発泡させ多孔質のガラス「ポーラスα」を製造しています。また、乾燥地での耕作地拡大を目指し、ポーラスαの実用化実験を中野先生やJICAとともに行っている会社でもあります。

最初に、専務取締役の山下道洋さんに工場の施設を説明していただきました。

多くのガラス瓶は5回程度リユースした後、そのまま埋め立て処分されています。また、特殊な形や色のガラス瓶は使い捨てにされているものが多いそうです。鳥取再資源化研究所では周辺自治体から集めた使用済みガラス(埋め立てられるはずだったもの)を原料とし、ポーラスαに加工しています。

 

次に、代表取締役の竹内義章さんに、お話をしていただきました。

竹内さんは、モーリタニア、ケニア、セネガル等のアフリカ諸国において、乾燥地の耕作地拡大を目指す研究をされています。ポーラスαは多孔質であるため、水分や養分を蓄えるはたらきがあり、乾燥地緑化に有効です。

竹内さんが、アフリカで研究をするきっかけとなったのは、鳥取大学に来ていた一人のモーリタニア(アフリカの最貧国の一つ)からの留学生との出会いだったそうです。この留学生は竹内さんに「自分の国を何とかしてほしい」と切実に訴えたそうです。「熱意が人を変える」という言葉が心に残りました。

また、「『世のため、人のため』という思いが優先したらチャレンジする、迷った時はこれを判断基準にすること」「日本人は尊敬されます。これは先代の日本人が築いてきたものです。日本人として世界にはばたいてほしい」と語っていただきました。

最後になりましたが、このツアーに関わっていただいたすべての方々に感謝申し上げます。

各訪問先で生徒達は積極的に質問し充実した交流ができました。また、人々が安心して生活をするため、すなわち平和を構築するために行われている自然科学的な研究内容や研究者の方々の思いを、もっと多くの人が知る必要があると感じました。今回のツアーで学んだ内容は後日、参加生徒がプレゼンテーションし、他の生徒達に伝えます。事後活動も楽しみです!

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2014年11月23日 (日)

乾燥地研究を探る鳥取ツアー

世界平和を実現するためには乾燥地域の問題解決が必要です

「乾燥地研究を探る鳥取ツアー」

中高大および産業連携研修会の報告①

 地球上の陸地の4割は乾燥地で、乾燥地にある国々の多くは貧困や食料問題を抱えています。乾燥地の実際を学ぶと同時に、乾燥地の諸問題を解決し平和を実現するためにどのような研究がされているか、乾燥地研究に力を入れている鳥取大学および鳥取県の企業に生徒を派遣しました。参加生徒は自然科学や環境問題に興味がある6名(中3:2名、高1:2名、高2:2名)です

最初に向かったのは鳥取砂丘です。長時間の移動にもかかわらず、生徒達は元気です(写真中央)。砂の量に圧倒されました。

                       

鳥取砂丘を視察した後、鳥取大学乾燥地研究センターに向かいました。乾燥地研究センターは、乾燥地について組織的に研究を行っている日本唯一の研究機関です。

学術標本展示室では大学院生の柴田雅史さんに出会うことができました。柴田さんに乾燥地の分類、乾燥地の植物の特徴、ご専門である乾燥地での水の供給について説明していただきました。

柴田さんはNGOの土木エンジニアとして、アフガニスタンやシエラレオネでご活躍される中で、難民キャンプにおける水の確保の難しさに直面されたそうです。その問題を解決するために大学院に社会人入学され研究を始められました。柴田さんの生き方や思いに生徒は感銘を受けたようでした。

 

鳥取大学地域学部に移動後、自然エネルギーの利用に関する研究がご専門の田川公太朗先生に講義をしていただきました。

世界の人口増加、穀物自給率や飢餓状況、乾燥地の分布や砂漠化、塩類集積の問題等、乾燥地に関する基本的事項を講義していただいた後、太陽光発電を利用した乾燥地における作物栽培システムの研究を紹介していただきました。

単に新しい装置や仕組み等を考えるだけでは、現地の人に使ってもらえません。コストやメンテナンス性、人々の教育を充実させる等、「現地の人々に受け入れてもらう」ための配慮の大切さも教えてくださいました。技術開発やその普及においても異文化理解の観点は大切であることを学べました。

 

また、田川先生の研究室の大学院生の百崎太郎さんにお話していただきました。

百崎さんは、フィリピンにてNGOとして活動されたこと、鳥取大学(日本学術振興会)の若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラムを利用してチュニジアで3カ月間研究をされていたこと等、お話くださいました。就職内定先は海外で研究活動する企業とのことです。「生徒のみなさんに少しでも興味を持っていただき、何かを行う行動力につながれば」とメッセージをいただきました。鳥取大学はグローバル人材を育成している大学です!

 

次に、特任教授の中野惠文先生に講義をしていただきました。

中野先生は環境化学・分析化学がご専門です。環境保全のための化学的知識(分析化学、水質・土壌汚染問題等)を講義していただいた後、セネガルでJICAとともに研究された内容を紹介してくださいました。「セネガルでは貧困のため3才くらいの子どもでも手を出す(お金を求めてくる)、人々の争いの根本は貧困です」という言葉は印象的でした。

最後に「自分の人生をどう生きるか考えること、人の役に立つことをするためには、基礎学力に加え英語+αの語学が必要です」と語っていただきました。中野先生は今後、モロッコで研究されるそうです!

ツアーは24日に続きます。

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2014年11月22日 (土)

出口汪先生 論理力育成講座 第2回

今日は、出口汪先生による「論理力育成講座 第2回」です。

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前回学習したことを活かし、高3生は高い志をもってがんばっています。

今日の課題文は、「お~、小林秀雄」ですね。

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この2回の講座で学んだこと胸に、受験で戦える論理力を身につけてください!

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2014年11月16日 (日)

模擬国連全国大会に参加しました

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English translation is given below. 

 

11月15日~16日にかけて、東京の国連大学で開催された第8回全日本高校模擬国連大会に、本校の生徒4名が参加しました。

Bangladesh大使    2名

Philippina大使    2名

 

<大会初日>

 今回のテーマは「食糧問題」で、世界人口が約90億人に達するとされている2050年においていかに食料を確保するかという問題について各国代表が集まって話し合うという設定で行われました。

 初日の午前中には、開会式に引き続き基調講演が行われました。その後昼食の時間となりましたが、その間にすでに各学校の代表である多くの大使たちが、本格的な会議に向け活発な交流をしていたのが印象的でした。

 初日の午後には、いよいよ模擬国連が開始されました。議長による英語での議事進行のもと、各国大使によるこちらもまた英語での公式発言が相次いでなされました。本校の代表であるBangladesh大使も自国の立場を堂々と主張しました。

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 この公式発言が数カ国続いた後,各国大使から動議(motion)が提出され、非公式討議の時間に移ります。ここから本格的な交渉が開始されます。

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 写真はunmoderated caucusと呼ばれる非公式討議の様子です。それぞれ事前に準備してきた資料やまとめてきた主張などをもとに、他国の大使と議論を行い、お互いの主張のずれなどを確認したり、相手国の主張の根拠などを探っていきます。これと公式発言を交互に何度か繰り返し、各国の主張を盛り込んだワーキングペーパー(WP)とよばれる文書を作成・提出して初日は終了です。と思いきや、その後も各国の大使たちは議場を出てからも、グループ毎に集まり夕食を一緒にとるなどしながら交渉を続けます。もちろんホテルに帰ってからも翌日の討議に備えて、遅くまで準備に励みます。

 

<大会二日目>

 初日とは異なる会場で、二日目の会議が始まりました。

 

 まずは初日の最後に提出されたWPの確認,およびそれを提出した中心国がWPについての説明を行います。その後は初日と同じく、非公式討議の時間に移ります。しかし初日とは異なり、決議案であるドラフトレゾルーション(DR)の提出期限が近いため、より具体的で内容の濃い議論が交わされていました。このDRの提出には8カ国以上の提案国が必要なため、それに満たないグループは、各国大使に接近し自分たちの提案に賛同してもらえるよう妥協したり、相手国の主張を受け入れるなど高度な柔軟性が求められます。

 2050年までに食料問題の解決に対して、作成したWPをもとに遺伝子組み換え食品・穀物を飼料として必要とする食肉の問題・バイオ燃料など,もっとも関心があるテーマを中心に、自国の主張を展開して国際的な解決を見出すための交渉をしていきます。自国の主張を通すためには、協力国が必要不可欠なのです。そのためにはいくつかの妥協点を見つけなければならないこともあります。

 

 ちなみに非公式討議には、各国大使が席をたって自由に討議を行うunmoderated caucusの他に、moderated caucusがあります。これは、共通の課題やテーマを設定しそれについて全体で討議を行うものです。各グループの考えなどが全体に対して示されるため、互いの見解の違いなどが確認しやすいのですが、動議の採択の優先順位がunmoderated caucusよりも低いため、unmoderated caucusの間に各国大使に呼びかける(unmoderaeted caucusを要求する動議を「fail(否決)」に追い込むようにする)などの手続きを経なければなかなか行われません。もしmoderated caucusが必要だと感じたのであれば、その認識を共有するための努力が各国大使には求められます。決議案の内容を吟味・修正しつつ、そうした議論の方向性についても考えなければなりません。

 

 DRが正式に提出されると、それに対して提出国から説明が行われます。二日目の午前中に行われたSession2では最終的に4つの決議案が提出されました。その後は昼食の時間ですが、最終的な決議が行われる午後からのSession3に向けて、もちろん休む間はありません。昼食をとりながら議論が重ねられていきます。

 

 昼食後には、本校のもう一つのチームであるフィリピン大使による公式発言がありました。フィリピンはゴールデンライスとよばれる遺伝子組み換え食品(GM食品)の栽培に取り組んでおり,今後もその普及に努めていくといった自国の主張を展開しました。その後は、各国大使により提出された決議案についての質疑応答が続き、そしてそれを受けて時間ぎりぎりまで修正案の作成が続きます。

 

 公式発言がすべて終わると投票行動に移ります。最終的に提出された修正案は4本でした。その結果については省略しますが、どの決議案も短期間で仕上げたとは思えないようなものでした。全ての決議案に対する投票行動が終わると、いよいよ閉会式です。ここでは各会場毎に(今年度はA・Bの2つの会場で実施)、最優秀賞(1組)・優秀賞(2組)および事前に提出した政策シートの優秀賞(1組)が発表されました。残念ながら、どちらの賞もいただけませんでしたが、本校の代表として立派に二日間の会議を乗り越えた4名の生徒を誇らしく思います。4人ともお疲れ様でした。

We attended the Model UN Meeting.

 

From 15th to 16th November, our 4 students joined the 8th Model UN conference at UN University in Tokyo.  The country designated for us were Bangladesh and Philippine.

 

<Day1>

The topic for this conference was “Food Problem”. The representatives from different counties gathered and discussed how we secure enough food in 2050 when our world population would reach 9 billions.

 

In the morning on Day1, following the opening session, there was a keynote lecture.  Afterwards we had lunchtime and most students who were representing their school as ambassadors were already started networking with each other prior to the conference.

 

In the afternoon of Day2, the Model UN Conference started.  Under the chairman’s proceedings in English, official announcements were also made in English one after another by ambassadors of each country. Ambassadors of Bangladesh represented by Jogakuin students made their points confidently.

 

After official announcements from several countries, each ambassador submitted motions and moved on to unofficial discussion. Then serious negotiations began.

 

The photo was a scene from an unofficial discussion called unmoderated caucus.  They were debating with other ambassadors on their case using materials prepared prior to this conference to find gaps between their arguments and explore other countries’ claims for their grounds.  They worked on unmoderated caucus and official announcements again and again until they finished drawing and submitting a Working Paper (WP) which contains claims of each country. That was not quite the end of Day1. Ambassadors gathered in small groups outside the conference room to continue their negotiations over dinner.  Even after returning to their hotel, they worked further until early hours to prepare their debate for the following day.

 

DAY2

 

Our Day 2 conference started at a different room.

 

First, we checked our WP submitted the day before and main countries who had drawn the WP explained it.  Then, they contined unmoderated caucus like the day before.  However, as their time limit for Draft Resolution (DR) was getting closer, their negotiations were much intense.  To submit DR, there must be more than 8 countries agreements, therefore, some groups who have fewer than 8 countries lobbied other ambassadors to get their agreements by compromising or accepting claims of partner countries, which required highly flexible mind set. 

 

To resolve the food problem by 2050, based on WP they agreed, ambassadors negotiated their most interested topic such as problem of GM food and GM grains fed meat and bio-fuel, to claim their own case and explore global resolution.  To make their claim, it is imperative to have partner countries.  To get other countries agreement, it is sometimes necessary to find points to compromise.

 

There are two types of informal discussion.  One is unmoderated caucus, which ambassadors move around the room freely negotiating with other ambassadors, and the other is moderated caucus, which they set common agenda and topic and debate together as a whole group.  Although, moderated caucus clarifies ideas of each group and is easier to check each country’s differences, moderated caucus has lower priorities than unmoderated caucus when adopting motion. Therefore, it is necessary to lobby other ambassadors to fail motions for unmodarated caucus if you wish to have moderated caucus. You have to work hard on the other ambassadors to agree for moderated caucus.  Ambassadors are required to think about the direction of their discussion as well as reviewing and altering the contents of resolution.

 

Each country which brought forward the official DR make a commentary.  At Session 2 in the morning of Day 2 there were 4 DR selected in the end. It was lunchtime afterwards but we had no time to rest but to prepare Session 3 in the afternoon, when we make final resolution.  They continued their discussion over their lunch.

 

After the lunch, our students who were representing Philippine made an official speech.  They delivered their points that they had been working on GM rice called Golden Rice and they would continue growing and spreading the products.  Then it was Q & A session about the DR brought in by each ambassador and they continued to draft amendments.

 

They moved on to voting after all the official speeches finished.  Finally, there were 4 altered DR brought forward.  We will not refer to the result here but every DR was excellent and it was incredible they prepared these DR within such a short period.   After the voting, we had closing ceremony.  They announced one Highest Award, two Awards and one Award for Policies prepared prior to the Model UN from each group - we had two groups this year. Unfortunately, we were not selected for any awards, we were proud of our students who worked very hard for the Model UN and performed their role excellently.

 

 

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2014年11月15日 (土)

秋晴れの下、今日も核廃絶署名活動!

11月15日(土)の午後、平和公園(原爆ドーム周辺、元安橋)とパルコ前で核廃絶のための街頭署名を行いました。秋晴れのきれいな空に美しく映える紅葉の下、ひだまりのなかでまったりするネコも見守ってくれました。(笑)

今日は女学院の他にも、安田、崇徳、修道の生徒さんたちも参加、総勢60名で約2時間街頭に立ちました。いつもより人通りが少ない気がしましたが、それでも合計で1890人の方々に署名をして頂きました。

単純に計算すると、一人の生徒が30人近く(またはそれ以上)の通行人の方々に声をかけ、核廃絶のための署名活動であることを説明し、賛同して下さる方は署名をして下さいます。

活動をしていると様々な声をかけて頂くことがあります。「がんばって」「高校生なのにすごいね」など励ましの声もあれば、「子どもがこんなことをして何になるんだ」というご意見を頂くこともあります。そんなときでも生徒は「小さいことでもやります」「何もしないで見ているわけにはいきません」など、自分のことばで一生懸命説明しています。そうすると、ネガティブに見ている方も高校生のひたむきさに胸打たれ、署名に協力して下さいます。

平和公園での活動に参加した生徒たちは慰霊碑に手を合わせ、それぞれの思いを胸に、今日も核廃絶を目指して活動に励みました。

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2014年11月 7日 (金)

高1PS(Peace Studies):人権学習第3回

平和を実現するために必要な人権感覚を部落差別問題から学びます

部落差別について知る③ 

最初に前回の授業で出てきた意見をクラスで共有しました。

次に、部落解放運動の歴史について学びました。そして、このような活動をしているのにも関わらず、なぜ部落差別がなくならないのか、なくすためにはどのような取り組みが必要なのか小グループに分かれて話し合いをしました。限られた情報の中での話し合いでしたが、各グループ内で様々な意見が出てきました。

                                                 

出た意見を共有した後、奥田均氏の「見なされる差別」をもとに、部落差別の構図についてプリント学習し、感想をまとめました。

次回はいよいよ畠山慎二さんによる講演です!

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マザーテレサとのふれあいを通じて ~アメリカ人教授のお話

English translation is given below.

シカゴにあるロヨラ大学の教授を務めておられるBreezer Rickeyさんが女学院に来て下さいました。Breezerさんは12歳の時にマザーテレサに手紙を書いたのですが、なんと本人から返事が来て、依頼、文通を続けたそうです。そして、25歳のときに意を決して、単身カルカッタに渡り、1年間、マザーテレサのもとでボランティア活動に従事したとのことです。死と隣り合わせにあっても路上生活を余儀なくされていた人々に寄り添い、ホームに引き取り、最期を看取るという日々。Breezerさんを突き動かしたのはマザーテレサの愛と情熱だったといいます。彼女の活動はアメリカの三大ネットワークであるABCテレビでも取り上げられました。

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講演は英語でしたが、高1から高3まで60人以上の生徒が熱心に聞き入り、最後は質疑応答で、活発に質問しました。「カルカッタはどのような様子だったか」などインドでの生活にまつわるものから、「私たちにはどんなことができるか」という自分の活動に結び付けたものまで、様々な質問が飛び交いました。Breezerさんは、廊下で収集してある物資(ミャンマー支援等)をご覧になり、「できることからやっているじゃない!すばらしいことよ!」と生徒たちを激励し、「できること」をやっている女学院生にエールを送って下さいました。

たまたま広島を旅行中に、たまたま女学院に寄ってくださいました。時間を割いて下さったことに感謝です。

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Working with Mother Teresa: A Tale from an American Professor

 

Ms Breezer Rickey, a professor of Loyola University Chicago, came to Jogakuin Junior & Senior High School.  Breezer wrote a letter to Mother Teresa when she was 12 and to her surprise, she received a reply.  Since then, they continue to exchange letters.  When she was 25, she decided to go to Calcutta alone for a year to work with Mother Teresa as a volunteer.  She went out to a street and met people who were dying but had nowhere to go, take them to the Nursing Home and stayed by their bedside until they die.  Day after day, she repeated this.  Breezer explained it was Mother Teresa’s love and passion that drove her to do this tough work.  The ABC, one of the biggest 3 broadcasters reported her great work.

 

Though it was in English, over 60 students from 10th grade to 12th attended the lecture and listened to Breezer’s story very intently. Students asked many questions at Q&A session after the lecture.  Their questions varied from the life in India like what was like Calcutta to their Peace Studies work like what they can do to support.  Breezer saw a box for donations to Myanmar and said “You are doing now what you can!”  She encouraged Jogakuin students who take actions what they can.

 

While traveling Hiroshima, she happened to visit Jogakuin Junior & Senior High School.  We are grateful to Breezer for sparing her time for us.

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2014年11月 4日 (火)

首都大学東京 アーカイブ研修 2日目④

いよいよアーカイブ研修のまとめです。

各グループが「お題」に対するプレゼンを行っています。

まず、2班。

ホワイトボードをフル活用した壮大なイメージ図が出来上がっています。

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佐伯市のゆるキャラ「ハマンボウ」によるご当地ガイドアプリによるPRを提案。

続いて3班。

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佐伯市の「食」の豊かさを活かしたPRを提案。

ゆるキャラ「アジのヒラキング」が活躍します。

最後に1班。

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ゲームアプリによるバーチャル体験を活かし、佐伯市をPRします。キャラクターを育て、獲得したポイントが観光地で利用できるという発想も斬新ですね。

最後に記念撮影。

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渡邉英徳先生、研究室の院生の皆さん、本当にありがとうございました。

さあ、明日から授業です。

この「心地よい」疲れを、新たな「ヒロシマ・アーカイブ」製作に活かしてくださいね。

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首都大学東京 アーカイブ研修 2日目③

議論が盛り上がってきました。

昨晩のグループ討議が活かされていますね。

2班

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3班

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戻ってみると、1班は?

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発表までのリミットは、あと1時間。

昼食を採る時間はなさそうですね。

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