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2015年4月 1日 (水)

韓国研修⑩ 意見交換会を終えて

約2時間におよぶ議論の末、意見交換会が終了しました。終了直後に撮影した記念撮影の写真がこれです。

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一人一人の表情(見えにくいかも知れませんが)からも分かるように、今回の意見交換会は非常に意味のある、実り多きものとなりました。もちろん彼女たちは、それぞれの国の代表ではありませんし、現実社会に即座に大きな影響を与えるわけではありません。しかしながら、決して簡単には合意に至る事のできない諸問題について議論した直後であるのに拘らず、こうして何のあと腐れもなく晴れやかな表情ができるのはなぜでしょうか。そこに今後の日韓関係について考え、何らかのアクションを起こしていく上での、大きなヒントがあるように思うのです

彼女たちの心の中には、お互いの間にある違いを知りたい、そしてその違いを認め、尊重しつつも、より良い関係を築いていくために違いを乗り越えていきたいという思いがあるのを強く感じました。国が異なる両者の間には、それまで受けてきた教育、歴史、文化など多岐にわたる違いが存在します。しかしそれを乗り越えて、合意に至るためには何が必要なのか教えられた気がします。私達教員にとっても多くの示唆に富む議論でした。

この意見交換会に参加した全ての生徒に対して、惜しみない拍手を贈りたいと思います。

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引率 宇津

韓国研修⑨ 意見交換会2nd Session〜3rd Session

続いて日韓間の懸案である竹島問題や、歴史認識問題などについて話し合うセクションが始まりました。非常にセンシティブな問題であるため、それまでと一転して両校の生徒たちの表情にもやや緊張が見られます。1st Sessionと2nd Sessionの雰囲気の違いは、次のほぼ同じ様な構図の2枚の写真で分かっていただけると思います。

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ですがこうした問題について正面から話し合うことなく、日韓関係の真の改善は達成されません。本校の韓国研修は単なる交流ではなく、グローバルリーダーを育成するためのもの、当然ながらそこに踏み込んでいきます。

お互いの主張の違いに耳を傾け、相手がどう考えているのかをきちんと理解するよう指示し、意見交換が始まりました。条件としては、決して感情的にならないように伝えてあります。そのためもあってか、慎重に言葉を選びながらも、英語や日本語、ハングルなどを駆使してお互いの主張を探る非常に緊張した時間が続いていきます。

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約40分におよぶ議論に続いて3rd Sessionでは各グループから、それぞれ代表の生徒に議論の成果を報告してもらいました。英語での発表という事もあり、両校の生徒たちは英語でどのような話し合いとなったかを発表していきます。本校の生徒たちの、流暢にとまではいかないものの、多くの生徒の中で堂々と意見を述べる姿に感動しました。

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わずかな期間ではありましたが、これまでの交流でお互いの心が通い合っているため、彼女たちの発表はどれも相手の立場や意見を尊重しつつも、何とか両者の違いを乗り越えようとする前向きなものばかりでした。

引率 宇津

2015年3月31日 (火)

韓国研修⑧ 意見交換会スタート 1st Session

二日目の午後、いよいよ両校の生徒たち計30名が参加する意見交換会がスタートしました。
この意見交換会は3部構成となっており、まず最初に第1部としてお互いの学校の事や、身近な話題について話し合う時間をもちました。写真はその様子です。

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好きな教科や嫌いな教科についてや、好きな芸能人や俳優について、さらにはお互いの将来の夢についてなど、さまざまな話題で盛り上がっています。日韓両国の関係をいとも簡単に飛び越えていく彼女たちを見ていると、現実の日韓関係が嘘のように感じられる程です。話は尽きることなく、あっという間に時間が過ぎていきました。

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マウントユニオン大学短期研修⑧ Last day at Mount

とうとうマウントユニオン大学のキャンパスで過ごす最後の日を迎えました。

 午前中は、St. Thomas Aquinas高校でプレゼンテーションを行いました。

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同年代だからこその視点でたくさんの反応があり、言語、文化、国籍の違いなど全く感じさせないようなとても活発な交流となりました。

 午後は大学に戻り、ずっと授業をしてくださった大藪先生、コールマン先生とのまとめのセッションに参加しました。

英語、アメリカの文化、平和などについてそれぞれ振り返り、改めてこの1週間でどれだけたくさんのことを学んだのか確認することができました。

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 明日の朝、次の訪問地であるシカゴに向かいます。

カンボジア研修④ 盛りだくさんな一日・・・。

【研修4日目】

プノンペンは昨日に引き続き、今日も大変暑かったです。ですが、生徒10名は皆元気に一日を過ごしました。 午前中はトゥールスレン博物館に行きました。ポルポト政権下では刑務所として使われ、罪無き多くの人々が拷問を受けた場所です。生々しい事実に私達は言葉を失いました。生存者であるチェン・メイさんともお話することができました。

↓トゥールスレン博物館にてガイドさんの説明を聞いています。

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↓慰霊碑の前で黙祷を捧げました。

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↓かつてトゥールスレン刑務所に収容され、生き残ったChum Meyさん。ポルポト政権時における自らの体験を語り伝える活動をされています。

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午後はDocumentation Center of Cambodiaへ向かい、過去の内戦をどう乗り越えていこうとしているのかを聞きました。
「お互い同じアジアの国に住むのだから、一緒に平和を築いていこう」というメッセージをしっかりと受け止めました。

↓Documentation Center of Cambodiaにて、活動内容を英語で説明していただきました。

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その後キリングフィールドを視察しました。ここはポルポト時代に刑務所から送られてきた人々が虐殺された場所です。遺体が埋められた穴からは今でも骨の欠片が出てくるそうです。この場所も言葉にできない重みを感じました。

↓キリングフィールドの見学中。屋根の下の穴にはポルポト政権下で虐殺された多くの人々の遺体が埋められていました。

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↓キリングフィールドで虐殺された人々の遺骨を納める慰霊塔。内部も見学しました。遺骨が並べられており、勿論ショッキングではありますが、これが戦争の現実です。

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↓キリングフィールドで虐殺された人々の遺骨を納める慰霊塔。

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しかし、カンボジアの人々が生活している様子は本当に明るくたくましく、改めて私達の有様を省みる1日となりました。




韓国研修⑦建国高校の様子

建国高校の学校内を案内して頂きました。女学院中高、いや日本の学校とは違うところがたくさんあり、驚きの連続でした。

体育館には体育の授業で使用するためのゴルフ練習場がありました。そして、下の写真に掲げた体育館にある黄色と緑の壁は何か分かりますか?

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これは前方に向かって伸び、座席になります。女子はこの座席に座れますが、男子は床に座らねばなりません。驚きでした!

韓国の高校生のほとんどが、食堂で給食を食べます。まずはじめに高3が利用し、そして食べ終わった頃に高2が入り、最後に高1という順番です。また座席は奥から順に詰めて座ります。整然とした昼食風景です。

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他にもビリヤード台や卓球台がある休憩室や、成績ップ層が毎日夜の10時まで勉強するための自習室がありました。見学することで、お互いの良いものが発見できますし、相互理解につながりますね。

韓国研修⑥建国高校での授業参加

午前中は、中高生とも韓国の高校生の授業に、一緒に参加させて頂きました。女学院生一人につき、建国高校の生徒が一人ずつついてもらいました。下の写真は、対面式の様子です。 

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その後、美術や数学、体育などエスコートしてくれた生徒さんと授業に!建国高校の生徒の皆さんや先生方が非常に親切にしてくださいました。授業中のコミュニケーションももちろんですが、休憩中もお互いに色んな話題で打ち解けることができました。 

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私たち教員が廊下を歩いていても、積極的に話しかけてくれたりあいさつをしてくれるなど、とても気持ちのいい生徒さんばかりの素晴らしい学校でした。建国高校の皆さん、ありがとうございました。

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韓国研修⑤校長先生よりお言葉を頂きました

建国大学附属高校の生徒との対面を前にして予習に励む生徒たちのもとに、建国大学附属高校のソンギョンス校長先生が訪れご言葉を頂きました。

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その中で言われた、今回の交流で築いた関係をこれからもずっと続けていってほしいという部分が、私達の思いと共通しており、強く印象に残っています。その他にも生徒の自主性を特に重んじられるソン先生のお人柄がにじみでた、示唆に富むお言葉を多数頂きました。本校の生徒たちも、その言葉をしっかり受け止めてくれていたように思います。

引率 宇津

2015年3月30日 (月)

マウントユニオン大学短期研修⑦~一気にいきます!

大学の授業の様子と日本語クラスでの様子はこちら です!

Food Pantryでのボランティア、プレゼンテーション、ボーリング!の様子はこちら です!

一日に大学の授業を6つも受けて大変でしたが、笑顔満載の記事はこちら !!!

カンボジア研修③ ついにアンコールワットへ!アキラ地雷博物館も!

日差しは広島の夏のようで、蝉の声も聞こえていました。生徒10名は元気にアンコールワット遺跡を歩きました。歴史の重みにふれながら、その美しさ、壮大さをしっかり感じました。

↓アンコールワットでガイドさんから説明を受けているところ

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↓ 記念撮影

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アキラ地雷博物館では、カンボジアの内戦の爪跡を目の当たりにし、翌日からの研修へ思いを馳せました。

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 夕方には首都プノンペンへ移動しました。ここは都会で、ビルやショッピングセンターなどが建ち並んでいます。

翌日からの出会いを楽しみにしています。