韓国研修⑨ 意見交換会2nd Session〜3rd Session
続いて日韓間の懸案である竹島問題や、歴史認識問題などについて話し合うセクションが始まりました。非常にセンシティブな問題であるため、それまでと一転して両校の生徒たちの表情にもやや緊張が見られます。1st Sessionと2nd Sessionの雰囲気の違いは、次のほぼ同じ様な構図の2枚の写真で分かっていただけると思います。
ですがこうした問題について正面から話し合うことなく、日韓関係の真の改善は達成されません。本校の韓国研修は単なる交流ではなく、グローバルリーダーを育成するためのもの、当然ながらそこに踏み込んでいきます。
お互いの主張の違いに耳を傾け、相手がどう考えているのかをきちんと理解するよう指示し、意見交換が始まりました。条件としては、決して感情的にならないように伝えてあります。そのためもあってか、慎重に言葉を選びながらも、英語や日本語、ハングルなどを駆使してお互いの主張を探る非常に緊張した時間が続いていきます。
約40分におよぶ議論に続いて3rd Sessionでは各グループから、それぞれ代表の生徒に議論の成果を報告してもらいました。英語での発表という事もあり、両校の生徒たちは英語でどのような話し合いとなったかを発表していきます。本校の生徒たちの、流暢にとまではいかないものの、多くの生徒の中で堂々と意見を述べる姿に感動しました。
わずかな期間ではありましたが、これまでの交流でお互いの心が通い合っているため、彼女たちの発表はどれも相手の立場や意見を尊重しつつも、何とか両者の違いを乗り越えようとする前向きなものばかりでした。
引率 宇津