第2回SGH研究発表会 公開授業~地理・模擬国連形式の授業~
中学1年生を対象に模擬国連形式で地球温暖化を防ぐ条約について話し合いました。事前に生徒をアメリカ、オーストラリア、オランダ、サウジアラビア、中国、バングラデシュの6つに分けました。生徒はそれぞれ自分が担当する国の代表として、まず自分の国が「先進国が温室効果ガスを削減する」という条約に賛成か、反対かを話し合い、自国の意見を表明しました。
そして、今回の授業ではまず各国の主張の相違点、類似点を整理しました。それから生徒自身が条約の成立、阻止を目論み、他国担当の生徒と交渉を行いました。交渉を進め方は特に指示はしていませんでしたが、対立する意見の国を説得する者、他国の動向を探る者など生徒自身が考え独自の工夫をしていました。
各国との交渉の後、再び自国のメンバーで集まり、条約に対する意見をまとめました。そして授業の最後に条約への賛否を問うたところ、1カ国が意見を変更し、条約は否決されました。ここで本日の授業は終了しました。
意見を変えた理由は次回の授業で発表してもらうのですが、生徒はすぐにでも知りたいようでした。また、交渉時間ももっと欲しかったようです。交渉では皆、すごく白熱しており、中1とは思えないような議論が展開されていました。