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2014年6月

2014年6月26日 (木)

カンベンガ・マリールイズさんの講演

 

放課後、NPO法人ルワンダの教育を考える会理事長のカンベンガ・マリールイズさんの講演がありました。

マリールイズさんは、JICA青年海外協力隊現地協力員として、日本で研修を受け帰国しますが、すぐにルワンダ国内で内戦が勃発します。コンゴ共和国難民キャンプに逃れ、その後家族そろって再来日。福島でルワンダの教育を考える会の活動をしながら、命の尊さや平和の大切さを伝えるために日本全国を駆け回っておられます。

教育があれば希望を持つことができる“教育は発展と平和へのカギ”であることや“当たり前に思っている毎日は恵みである”ことなど、とても上手な日本語でたくさんの大切なメッセージをくださいました。

多くの生徒が参加して、ルワンダの現在を知る実り多い会でした。

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2014年6月25日 (水)

作家のリービ英雄さんのお話

今日は文化講演会で「英語で読む万葉集」を書かれている作家のリービ英雄さんのお話を聞きました。翻訳活動や創作活動を様々なユーモアあるエピソードを交えながらお話していただきました。翻訳の大変さや楽しさ、日本語の奥深さを改めて感じることができました。

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2014年6月24日 (火)

昼休憩の1コマ

中学校の集会室では、中学2年生達が先生と何やら打ち合わせ中でした。来週の生徒礼拝に向けて原稿のチェック中だそうです。生徒礼拝では毎回心に残る、あるいは考えさせられる話が聞けますが、来週はどんな内容になるのでしょうか?今から楽しみです。

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2014年6月23日 (月)

禎子さんへ私たちの思いを届けよう

 

先週土曜日の平和を祈る週特別礼拝で、「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんの幟町小学校時代の同級生、川野登美子さんの講演を聞きました。

それに引き続き、礼拝委員会の企画で、私たちと同世代で原爆の犠牲になった貞子さんや女学院の先輩たちを思って折った千羽鶴と、貞子さんへのメッセージを、幟町中学校「折り鶴の碑」と校内の「広島女学院慰霊碑」に捧げます。

私たちの平和への祈りが届きますように。

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2014年6月22日 (日)

ヒロシマ・アーカイブを私たちの手で!

被爆者の方々が体験された惨禍とその想いを後世に遺すため、最先端のインターネット技術を駆使して制作されたヒロシマ・アーカイブ。(http://hiroshima.mapping.jp/concept.html

首都大学東京の渡邉英徳准教授が制作されており、本校では被爆者の方々の証言を収録することで制作の一端を担ってきました。今回、自分たちで証言をグーグル・アース上に載せていくというワークショップを渡邉先生に実施して頂きました。被爆者の方2名をお招きし、また首都大学の10人の学生さんにもお手伝い頂きながら、本校を生徒約20人はじめ、中国新聞のジュニアライター約10人も参加し、自らの手で作業をしています。(本日16時まで。) 証言収録という責任重大な作業もさることながら、それを世界中の人が見ることのできるインターネットに載せ、公開するという作業の習得により、今後、生徒の活動も一層拡充していくことでしょう。

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左の写真の奥に映っている青い服の男性が渡邉先生です。ヒロシマだけでなく、沖縄、長崎、東日本大震災、バンダ・アチェなど、国内外の様々な「記憶」を残すべく、アーカイブを構築しておられ、昨年はそれらの活動が評価され、様々な賞を受賞されました。

今回の取り組みもNHKが取り上げてくれるそうです。

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作業後、屋上にて、iPadなどで確認作業です。自分たちの手で載せた証言がちゃんとインターネット上に出てきました! お名前が被爆者の方々で、メートルは、今立っているところから何メートルのところでその方が被爆されたのかがわかります。これをクリックすると、証言を読むことができます。

広島市の「ピース・フォーラム」にてNY派遣の報告!

広島の原爆被害と復興の歩みについて理解を深める連続講座「ヒロシマ・ピースフォーラム」の第3回目の講座において、本校の高3で、4月にNYに派遣された今井さんと久保田さんが、その成果を発表しました。

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国連要人との懇談、地元の学校訪問と交流、国連会議傍聴、平和首長会議でのプレゼンテーションなど、NYでの研修プログラムを説明し、そこから学んだことを今後の展望に結び付けて話しました。また、実際にニューヨークで行なってきたプレゼンテーションの日本語版も披露しました。

聴衆100名という大人数の前での発表は緊張しましたが、自分たちの学びを伝えたい、という熱い思いがしっかり伝わる30分となりました。また、質疑応答でも、毎年本校の署名に協力して下さっている方が、「若い人の活動は本当に励みになる」と激励して下さったりもしました。また、現代の社会でのいじめを含めた差別問題についてどのように考えているかを問われましたが、現在、高3で勉強している「多文化共生社会と差別」を引き合いに出し、丁寧に答えることができました。

コメントや質問が相次ぎ、あっという間に45分が過ぎましたが、高校生の取り組みや考えを知ってもらうとても貴重な機会となりました。

2014年6月21日 (土)

特別礼拝

今日は特別礼拝で川野登美子さんのお話を聞きました。一つ一つの言葉に重みがあり、命の尊さや平和の尊さを改めて感じさせられました。川野さんが悲しみや悔しさを原動力とし、平和のために活動を起こされている勇気を、私たちにも分けていただいた気がします。

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中3による礼拝感話

女学院では、毎朝礼拝をもって一日を始めます。日替わりで、全校生徒が聞く「放送礼拝」やホールに集まって行う「ホール礼拝」、学年ごとに集まって行う「学年礼拝」が行われます。その中で、教員や生徒が一人、聖書の成句を選び、その成句に基づいたお話をします。それが「感話」です。毎日の礼拝によって、話す者だけでなく、聞くも考えを深めていきます。今日は、中3生とによる礼拝感話をご紹介します。


聖句 わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。

聖書箇所 新約聖書フィリピの信徒への手紙 4-13

 わたしの将来は貧しい地域の子供たちのために、現地へ行って教育面で支援をすることです。私がそのように思うようになったのは小学生の頃です。もともと私には教師になりたいという夢がありましたが、小学校で貧しい地域のことを学ぶとき、先生に「貧しい国の人たちへ私たちができることを書きましょう」と言われ、「子供たちに勉強を教えてあげること」と書きました。

 その時は貧しい国の実情など深く考えもせずに書いたのですが、その後、貧しい国と豊かな国の違いについてDVDを見て私はショックを受けました。そこには骨がでっぱり、栄養失調のためにお腹が出ている子供たちがたくさん映し出されていました。彼らは5歳になる前に半数以上が亡くなってしまうそうです。私はDVDを見て、この子たちに必要なのは先生でも教育でもない、食べ物なのだと思いました。どれだけ勉強ができても死んでしまうのでは意味がない。彼らにまず生きていくためのたくさんの助けが必要だと知りました。

 しかし、そのような現実をしった上で私はあえて教育面での支援をしたいと考えています。たしかに幼いうちに命を落としてしまえば、教育をしても仕方ないかもしれません。しかし小学校の学習の中で、実際に支援されている人がこんなことをおっしゃっていました。「形のないものでも支援はできる。たとえば教育とか、日本の技術を教えることとか。」その言葉を聞いて私は勉強を教えることで、子供たちの助けになるのであれば、教育面で貧しい国を支援していきたいと改めて思うようになしました。

 いろいろ教えていくことがある中で、私は特に英語を教えたいです。なぜなら英語は世界の共通語で、英語が話せるとこれからの社会ですごく役に立つだろうし、その教えた子供たちがまた同じように貧しい子供に勉強を教えてあげたり、世界で働けるようになったりしたらいいなと思うからです。

 そこで私はどうしたら海外で教育支援ができるのか調べてみました。すると数ある支援組織の中の一つとして日本に海外教育支援協会という団体があることが分かりました。そこではフィリピンのルソン島の山奥にあるライバン村の支援をしています。具体的には、現地で勉強を教えたり、農作業の手伝いをしたり、日本国内でもチャリティコンサートをしたり、村で作った作物を売ったりしています。そしてその収益金をライバン村に寄付しています。

 さきほど、私は現地に赴き、教育支援をしたいと言いました。もちろん、それが一番の目標です。でも、私は健康上の理由で現地へ行くことが叶わないかもしれません。そのときは国内からでも貧しい地域のために支援をしていきたいと思っています。

 ただ今日の聖句でも「私を強めてくださる方のお陰で、私にはすべてが可能です」と言っています。私には支えてくれる人たちがたくさんいます。まだ、時間も十分あります。だから自分で決めた夢を叶えられるように体力をつけ、勉強もがんばろうと思います。

2014年6月20日 (金)

「アーカイブ」

ここ数日、カラッとしたさわやかな日が続いていましたが、今日は、梅雨時期独特の蒸し暑い日になりました。

高校は、毎週金曜日の7時間目はLHRです。

今日は全学年でSGH課題研究プログラム「Peace Studies」が行われました。

高校2年生は、首都大学東京の渡邉英徳先生をお迎えし、「沖縄平和学習アーカイブ」についての講演会。

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広島女学院の先輩たちは、渡邉先生と一緒に、「アーカイブ」を製作してきました。

今日、渡邉先生の講演を聞き、先輩の後に続く在校生が出て来てくれることを期待しています。

 

放課後は、渡邉先生と首都大学の学生を囲んで、交流会を行いました。

話の内容は、「アーカイブ」を飛び越え「女性としてどう生きるか」という話題にまで。

渡邉先生も楽しそうです!

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2014年6月19日 (木)

お姫様はナイショよ!

お昼休みに高2のLHR委員が集まって、来週の金曜日に行われるクラス対抗ドッジボール大会について話し合いました。今回はドッジの上手な子がいるチームが必ずしも勝てないルールにすることにしました。みんなで話し合って決めたルールは次の通りです。

 1)各チームお姫様を一人決める。

 2)誰がお姫様なのかはチーム内の秘密にする。試合前に審判にこっそり教える。

 3)お姫様がアウトになった時点で試合終了。

きっと運と作戦が試合の行方を大きく左右するでしょう。女子校らしからぬ、いや、女子校ならではの激しい戦いが繰り広げられそうです。

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