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2014年6月22日

2014年6月22日 (日)

ヒロシマ・アーカイブを私たちの手で!

被爆者の方々が体験された惨禍とその想いを後世に遺すため、最先端のインターネット技術を駆使して制作されたヒロシマ・アーカイブ。(http://hiroshima.mapping.jp/concept.html

首都大学東京の渡邉英徳准教授が制作されており、本校では被爆者の方々の証言を収録することで制作の一端を担ってきました。今回、自分たちで証言をグーグル・アース上に載せていくというワークショップを渡邉先生に実施して頂きました。被爆者の方2名をお招きし、また首都大学の10人の学生さんにもお手伝い頂きながら、本校を生徒約20人はじめ、中国新聞のジュニアライター約10人も参加し、自らの手で作業をしています。(本日16時まで。) 証言収録という責任重大な作業もさることながら、それを世界中の人が見ることのできるインターネットに載せ、公開するという作業の習得により、今後、生徒の活動も一層拡充していくことでしょう。

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左の写真の奥に映っている青い服の男性が渡邉先生です。ヒロシマだけでなく、沖縄、長崎、東日本大震災、バンダ・アチェなど、国内外の様々な「記憶」を残すべく、アーカイブを構築しておられ、昨年はそれらの活動が評価され、様々な賞を受賞されました。

今回の取り組みもNHKが取り上げてくれるそうです。

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作業後、屋上にて、iPadなどで確認作業です。自分たちの手で載せた証言がちゃんとインターネット上に出てきました! お名前が被爆者の方々で、メートルは、今立っているところから何メートルのところでその方が被爆されたのかがわかります。これをクリックすると、証言を読むことができます。

広島市の「ピース・フォーラム」にてNY派遣の報告!

広島の原爆被害と復興の歩みについて理解を深める連続講座「ヒロシマ・ピースフォーラム」の第3回目の講座において、本校の高3で、4月にNYに派遣された今井さんと久保田さんが、その成果を発表しました。

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国連要人との懇談、地元の学校訪問と交流、国連会議傍聴、平和首長会議でのプレゼンテーションなど、NYでの研修プログラムを説明し、そこから学んだことを今後の展望に結び付けて話しました。また、実際にニューヨークで行なってきたプレゼンテーションの日本語版も披露しました。

聴衆100名という大人数の前での発表は緊張しましたが、自分たちの学びを伝えたい、という熱い思いがしっかり伝わる30分となりました。また、質疑応答でも、毎年本校の署名に協力して下さっている方が、「若い人の活動は本当に励みになる」と激励して下さったりもしました。また、現代の社会でのいじめを含めた差別問題についてどのように考えているかを問われましたが、現在、高3で勉強している「多文化共生社会と差別」を引き合いに出し、丁寧に答えることができました。

コメントや質問が相次ぎ、あっという間に45分が過ぎましたが、高校生の取り組みや考えを知ってもらうとても貴重な機会となりました。