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女学院の茶室を初公開! このお茶室では中学茶道部と高校茶道部が週に二日ずつお稽古しています。忙しい学校生活のなか、静かなお茶室でおいしいお抹茶とお菓子を頂くひと時は楽しく、心が落ち着きます。
今日の掛け軸は「開門多落葉」で、書道の高木先生作です。門を開けると、家に至る小路に落葉が多く落ちているという、今の季節を詠んだものだそうです。
お花は照り葉に椿です。ピンクがかった椿は「大神楽」、白いほうは「初嵐」です。
高校茶道部の部長がお点前を披露してくれました。柄杓を持ってかまえているところとお茶を点てているところです。
文化祭で一年間のお稽古の成果を披露しています。今年の文化祭でも100人以上のお客様をお迎えしました。お道具、掛け軸、お花など、本格的なお茶会を開いています。来年の11月、是非お越しください! (気の早いハナシですが・・・。)
今週1週間、学校全体の行事や学年別の活動を通して、「生きること それだけで美しい」をテーマに考えを深めてきました。毎日使う聖書袋にテキストを入れて持ち歩きました。最終日の今日は、感じたこと、考えたことを一人ひとりことばにまとめた中から、代表者を各学年選出し、発表する場を持ちました。その中から一部抜粋を紹介します。
高2 Y.Kさん
「・・・このキリスト教強調週間では悔しい思いが残りました。今は沢知恵さん(全体行事の講師の方)のように歌で人を勇気づけたり、米田さん(学年別活動の講師の方)のように路上生活者の方々のためにお弁当を作ることはできないけれど、今回得た悔しさをずっと心に留めて、いつかきっと、 苦しんでいる人や疲れている人などの力にしたいです。私がこのキリスト教強調週間で得たもの、それは“生きる”ということは“愛する”ということです。“生きる”ことの答えは一つではないけれど、私にその一つを教えてくださった沢さんや米田さんなど、今回キリスト教強調週間に携わった方々に心から感謝したいと思います。これから“生きる”ことは何か、多くの経験からその答えを増やしていき、その“生きる”ことを伝えられる、そんな人になりたいです。」
11月12日午後の学年別活動で,高3は様々なテーマで6つのグループにわかれ,それぞれ講師をお招きして,講演を聞きました。写真は日本福音ルーテル教会牧師立野泰博先生の講演です。30カ国以上を訪れたことのある立野先生のお話は,その土地その土地での体験談を交えながら,とてもおもしろく,そして考えさせられる内容でした。フィリピンでホームステイしたときの話に出てきた,「絶望の向こうに希望がある」という言葉,パレスチナの子供たちの写真を見ながら聞いた「将来は学校の先生になりたい。・・・大人になれたらね。」という言葉などが印象的でした。高3にとって中高6年間の集大成となる充実したキリスト教強調週間であったと思います。