牛乳パックで作る正四面体
数学の授業では,正四面体の模型を見せる必要が多々あります。封筒で作る方法も一案ですが,先日牛乳パック2個で容易に作製できる画期的な方法を発見しました。11月6日(土)・7日(日)に開催される本校文化祭でも公開しますが,一足先にここに披露しましょう。
まず,牛乳パックの底から6cm(正確には7・√3/2≒6.06cm)の所を水平に切り取ります。次に2枚の向かい合う側面に正三角形を描いて(カッターナイフ等で表面の皮を剥ぐ程度に薄く折り目を入れる),折り目に沿って折り曲げて,最初の切り口の部分が重なるようにつぶします。このとき側面の正方形と正三角形の半分が台形となって1つの平面上に来るので(少し意外!),切り口をセロテープで接着すれば,底面が正方形,側面が正三角2枚と等脚台形2枚からなる5面体ができます。これを2つ作るだけです。
それで,肝心の正四面体はどうなったかですって?実はこの2つの5面体から正四面体を作るのは,昔から知られているパズルです。たった2片ですが意外に手ごわく,本当に正四面体ができるのかといぶかる人も現れるくらいです。このパズルを始めて手にする方は,ぜひ自分の手で正四面体を完成させてください。思わず他の方にもこのパズルを味合わせたくなることでしょう。