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2008年6月21日 (土)

平和を祈る週 特別礼拝

平和を祈る週の最終日、特別礼拝に李実根さんが来られました。

李さんは、山口県生まれの在日朝鮮人です。戦前、朝鮮は日本の支配下にあり、軍国主義教育を受けた李さんは、軍人になることにあこがれる軍国少年でした。16歳の時、関西から故郷の山口に戻る途中、汽車が止まっていたため、被爆直後の市内を徒歩で通り「入市被爆」されました。その後、同じ被爆者でありながら十分な援護を受けられない朝鮮人被爆者のための運動に立ち上がり、現在は民族、国を超えて、核廃絶・世界平和のために活動しておられます。

李さんは、秋葉市長ら世界平和市長会議が呼びかけている国連や核保有国に向けた「核兵器廃絶を求める署名」に、若い人たちもぜひ参加してほしいと呼びかけ、女学院高校生たちが協力することになりました。また女学院中学生は、「ピースリボン」(平和をアピールする布)を作成し、ヒロシマの中学生の思いを署名と共に国連に届けることにしました。

李さんは、歴史から正しく学ぶこと、それを今に生かすことの大切さ、そして中高生にも平和のためにできることがあることを教えてくださいました。080621_2080621